映画「奇跡の丘」(1966年、イタリア・フランス)
映画「奇跡の丘」(1966年、イタリア・フランス)。監督はパゾリーニ。
処女懐胎、イエスの誕生、イエスの洗礼、‥‥ゴルゴダの丘、復活のエピソードというようにイエスの生涯が描かれていた。
聖書がそのまま?
処女懐胎したマリアが若い。ヨセフは若くない。
西欧絵画のなかではヨセフは高齢者だったのが、
時代とともに若者として描かれていくと聞いていたことがあったので、
ヨセフが若くないことに納得。
臨月のお腹をしたマリアをみたときのヨセフの葛藤ポーズがとても自然で驚いた。
登場人物はほとんどが素人と書かれた映画批評を読んで、だから、あーいう「自然な演技」だったのかと納得した。
ヨセフは生物学的父ではなく社会的父なのだ。
社会的父の子育てをもっと見たいと思ったが、ヨセフは途中から登場しなくなる。どうして?
処女懐胎したマリアはまるで若年出産した沖縄の少女のような表情をする。
成長したイエスも沖縄でバーのカウンターにいそうな男性。
眉はくっついていなかったが。しかし、私のイエス像を大きく覆された。
パゾリーニ監督ってどんな人なのだろうか。
ついでにいうと、サロメが王の前で花の小枝をもって踊るのだが、
それが琉舞に似ているとまで思ったのだ。
ごめんなさい、沖縄に惹きつけすぎて。
世界の物語の普遍性を語ればいいのだが、力がなくて、すみません。
イエスが磔刑されるときの年老いたマリアの動揺とマリアをサポートする人たちの場面、
そこはけっこう長く描き出す。
パゾリーニの年老いた実母が演技しているらしい。
マグダラのマリアが登場しないのは、母性愛を崇高なものとして疑わなかったため?
それはおいといて、イエスのロジックってすごくない?
身近にこんな論法する人がいたら、私はひんにげる(その場から去る)。
でも、社会が病んでいて、自分が落ちているときには、ひっぱられるなぁ。今はアブナイな。
もっと知りたい聖書の世界だと思った映画だった。

処女懐胎、イエスの誕生、イエスの洗礼、‥‥ゴルゴダの丘、復活のエピソードというようにイエスの生涯が描かれていた。
聖書がそのまま?
処女懐胎したマリアが若い。ヨセフは若くない。
西欧絵画のなかではヨセフは高齢者だったのが、
時代とともに若者として描かれていくと聞いていたことがあったので、
ヨセフが若くないことに納得。
臨月のお腹をしたマリアをみたときのヨセフの葛藤ポーズがとても自然で驚いた。
登場人物はほとんどが素人と書かれた映画批評を読んで、だから、あーいう「自然な演技」だったのかと納得した。
ヨセフは生物学的父ではなく社会的父なのだ。
社会的父の子育てをもっと見たいと思ったが、ヨセフは途中から登場しなくなる。どうして?
処女懐胎したマリアはまるで若年出産した沖縄の少女のような表情をする。
成長したイエスも沖縄でバーのカウンターにいそうな男性。
眉はくっついていなかったが。しかし、私のイエス像を大きく覆された。
パゾリーニ監督ってどんな人なのだろうか。
ついでにいうと、サロメが王の前で花の小枝をもって踊るのだが、
それが琉舞に似ているとまで思ったのだ。
ごめんなさい、沖縄に惹きつけすぎて。
世界の物語の普遍性を語ればいいのだが、力がなくて、すみません。
イエスが磔刑されるときの年老いたマリアの動揺とマリアをサポートする人たちの場面、
そこはけっこう長く描き出す。
パゾリーニの年老いた実母が演技しているらしい。
マグダラのマリアが登場しないのは、母性愛を崇高なものとして疑わなかったため?
それはおいといて、イエスのロジックってすごくない?
身近にこんな論法する人がいたら、私はひんにげる(その場から去る)。
でも、社会が病んでいて、自分が落ちているときには、ひっぱられるなぁ。今はアブナイな。
もっと知りたい聖書の世界だと思った映画だった。

Posted by
はこべるり
at
2019年06月04日
11:37
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